Protosライトレール車両におけるCANopenの利用

CANニュースレター鉄道特集、2006年

Fahrzeugtechnik Dessau社(FTD社)のProtosライトレール車両の電気系統は、 CAN in Automation(CiA)に加盟しているある企業によって設計されています。また、CiAに加盟する別の企業は、車両ネットワークと統合するためのCANopenインターフェイスを備えたドア制御ユニットを提供しています。このデバイスはドアを動かすDCモーターを制御し、デジタル入出力を介してステップ処理モジュールと情報をやり取りします。このCANopenインターフェイスは250kbpsで動作します。地域鉄道で使用されるProtosはモジュール式で、ディーゼルまたは電動モーターで走行し、最高速度は160km/hです。今年の初めに、Connexxion社はこの列車を5編成発注しました。列車は全長54.5mの2両編成で、172~184席の座席があります。Innotrans 2006で、FTD社はProtos車両を正式に発表しました。客車にはそれぞれ4つのドアが付いています。ドアと列車コントローラ間の通信にはCANopenが使用され、列車の停止やドアの開閉情報が周期的(100ミリ秒)なPDOとして送信されます。ドア制御ユニットは列車コントローラに開放要求を送信します。リミットスイッチの故障といった不具合は、列車コントローラに送信されるTPDOで通知されます。ドア制御ユニットには、SDOでアクセス可能な複数の設定パラメータ(ドアを自動的に閉めるまでのドア開放時間など)があります。列車コントローラは、ノードガーディングプロトコルを使用してドア制御ユニットを監視します。列車コントローラは、周期的な(100ミリ秒)PDOで収集したNMT動作情報をすべてのドア制御ユニットに送信します。このPDOはNMTマスターデバイスを管理するためにすべてのNMTスレーブデバイスで使用されます。NMTのpre-operationalまたはstopped状態でCANopenデバイスによって送信される情報は無効とみなされます。このドア制御システムは、空気式または電動式の装置で使用できます。ドア制御システムの多くはカスタマイズされます。同社は鉄道車両のドアコントローラの他に、バスやトロリーバス向けのドアコントローラを提供しています。